シンジェンタ・ホクト粒剤

  • シンジェンタ・ホクト粒剤_3kg

水稲用除草剤 初中期一発剤で、4つの有効成分がそれぞれの作用特性を発揮し、ノビエはもちろん、アゼナ類や藻類・表層はく離に対しても安定した効果を発揮します。

最終更新日2022/09/30

製品カテゴリ
水稲用除草剤
  • 適用表
  • 製品概要
  • 製品詳細
  • 製品概要

    登録番号: 第20846号
    種類名:
    シハロホップブチル・ジメタメトリン・ピラゾスルフロンエチル・プレチラクロール粒剤
    有効成分:
    シハロホップブチル:0.60%
    ジメタメトリン:0.20%
    ピラゾスルフロンエチル:0.070%
    プレチラクロール:1.5%
    毒物及び劇物
    取締法:
    非該当
    性状: 淡灰色細粒
    有効年限: 5年
    包装: 3kg×8袋
    作⽤機構分類番号
    (RAC番号):
    除草剤分類1,5,2,15
    作⽤機構分類番号(RAC番号)の追加情報:シンジェンタの「薬剤耐性・抵抗性管理」

    製品詳細

    特長

    1. 2つのノビエに有効な成分で、3葉期までのノビエに優れた効果を発揮します。

    2. 一年生雑草から多年生雑草まで広範囲の雑草に高い効果を示します。

    3. 移植後5日からノビエ3葉期までの長い期間にわたり、ゆとりをもって使用できます。

    4. 気になる藻類・表層はく離を抑えます。

    適用表 PDFで適用表を見る

    作物名 適用雑草名 使用時期 適用土壌 使用量 本剤の使用回数 使用方法 適用地帯
    移植水稲 水田一年生雑草 移植後5日〜ノビエ3葉期 ただし、移植後30日まで 壌土〜埴土 3kg/10a 1回 湛水散布 全域の普通期及び早期栽培地帯
    移植水稲 マツバイ 移植後5日〜ノビエ3葉期 ただし、移植後30日まで 壌土〜埴土 3kg/10a 1回 湛水散布 全域の普通期及び早期栽培地帯
    移植水稲 ホタルイ 移植後5日〜ノビエ3葉期 ただし、移植後30日まで 壌土〜埴土 3kg/10a 1回 湛水散布 全域の普通期及び早期栽培地帯
    移植水稲 ウリカワ 移植後5日〜ノビエ3葉期 ただし、移植後30日まで 壌土〜埴土 3kg/10a 1回 湛水散布 全域の普通期及び早期栽培地帯
    移植水稲 ミズガヤツリ 移植後5日〜ノビエ3葉期 ただし、移植後30日まで 壌土〜埴土 3kg/10a 1回 湛水散布 全域の普通期及び早期栽培地帯
    移植水稲 ヘラオモダカ(北海道、東北) 移植後5日〜ノビエ3葉期 ただし、移植後30日まで 壌土〜埴土 3kg/10a 1回 湛水散布 全域の普通期及び早期栽培地帯
    移植水稲 オモダカ(東北) 移植後5日〜ノビエ3葉期 ただし、移植後30日まで 壌土〜埴土 3kg/10a 1回 湛水散布 全域の普通期及び早期栽培地帯
    移植水稲 ヒルムシロ 移植後5日〜ノビエ3葉期 ただし、移植後30日まで 壌土〜埴土 3kg/10a 1回 湛水散布 全域の普通期及び早期栽培地帯
    移植水稲 セリ 移植後5日〜ノビエ3葉期 ただし、移植後30日まで 壌土〜埴土 3kg/10a 1回 湛水散布 全域の普通期及び早期栽培地帯
    移植水稲 クログワイ(北海道を除く) 移植後5日〜ノビエ3葉期 ただし、移植後30日まで 壌土〜埴土 3kg/10a 1回 湛水散布 全域の普通期及び早期栽培地帯
    移植水稲 アオミドロ・藻類による表層はく離 移植後5日〜ノビエ3葉期 ただし、移植後30日まで 壌土〜埴土 3kg/10a 1回 湛水散布 全域の普通期及び早期栽培地帯

    使用上の注意

    効果・薬害等の注意

    • 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。

    • 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの3葉期までに、時期を失しないように散布してください。
      なお、多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布してください。
      ホタルイ、ウリカワ、ミズガヤツリ、ヘラオモダカは2葉期まで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生始期まで、アオミドロ、表層はく離は発生前までが本剤の散布適期です。
      オモダカ、クログワイに対しては、所定の範囲でなるべく遅く散布してください。
      クログワイ、オモダカは発生期間が長く、遅い発生のものまでは十分な効果を示さないので、有効な剤と組み合わせて使用してください。

    • 苗の植付けが均一となるように代かきは丁寧に行ってください。未熟有機物を施用した場合は、特に丁寧に行ってください。

    • 散布に当っては、水の出入りを止めて湛水のまま田面に均一に散布し、少なくとも3〜4日間は通常の湛水状態(水深3〜5cm)を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。

    • 下記のような条件下では薬害が発生するおそれがあるので使用をさけてください。
      特に下記1〜3の条件と散布時または散布数日以内の梅雨明けなどによる異常高温が重なると初期生育の抑制が顕著になるので注意してください。

      1. 砂質土壌の水田及び漏水の大きな水田(減水深が2cm/日以上)

      2. 軟弱な苗を移植した水田

      3. 極端な浅植えの水田、および浮き苗の多い水田

    • 活着遅延を生じるような異常低温が予測されるときは、初期生育の抑制などが生じるおそれがあるので、このような条件下での使用に際しては、県の防除指針に基づき関係機関の指導を受けることが望ましいです。

    • 梅雨期等、散布後に多量の降雨が予想される場合は除草効果が低下することがあるので使用をさけてください。

    • 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合には十分注意してください。

    • 本剤散布後の田面水を他作物に灌水しないでください。

    • いぐさの栽培予定水田では使用しないでください。

    • 本剤を無人航空機による湛水散布に使用する場合は次の注意事項を守ってください。

      1. 湛水散布は使用機種の使用基準に従って実施してください。

      2. 専用の粒剤散布装置によって湛水散布してください。

      3. 事前に薬剤の物理性に合わせて粒剤散布装置のメタリング開度を調整してください。

      4. 散布薬剤の飛散によって他の植物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、当該水田周辺部への飛散防止のため散布装置のインペラの回転数を調整し、圃場の端から適切な距離を離して圃場内に散布してください。

      5. 散布薬剤の飛散により自動車やカラートタンの塗装等に被害を与えないよう散布区域内の選定に注意し、散布区域内の諸物件に十分注意してください。

      6. 水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意してください。

      7. 散布終了後は次の事項を守ってください。

        1. 使用後の空の容器は放置せず、安全な場所に廃棄してください。

        2. 使用残りの薬剤は必ず安全な場所に責任者を決めて保管してください。

        3. 機体の散布装置は十分洗浄し、薬剤タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理してください。

    • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。

    安全使用上の注意

    • 本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。

    • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。
      作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換してください。

    • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。

    • かぶれやすい体質の人は取扱いに注意してください。

    環境保護上の注意

    • 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しないでください。

    • 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。

    • 散布後は河川、養殖池等に流入しないよう、水管理に注意してください。

    • 散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないように適切に処理してください。

    貯蔵上の注意

    • 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管してください。