ミネクトエクストラSC

  • ミネクトエクストラSC

ミネクトエクストラSCは、少水量散布に適した高濃度製剤です。2つの有効成分は問題害虫への効果の安定をもたらし、収穫物の完成度を高めます。
 

最終更新日2024/04/03

製品カテゴリ
殺虫剤
  • 適用表
  • 製品概要
  • 製品詳細
  • 製品概要

    登録番号: 第24744号
    種類名:
    シアントラニリプロール・ルフェヌロン水和剤
    有効成分:
    シアントラニリプロール:16.9%
    ルフェヌロン:16.9%
    毒物及び劇物
    取締法:
    非該当
    性状: 類白色水和性粘稠懸濁液体
    有効年限: 3年
    包装: 100mL×20瓶
    作⽤機構分類番号
    (RAC番号):
    殺虫剤分類28,15
    作⽤機構分類番号(RAC番号)の追加情報:シンジェンタの「薬剤耐性・抵抗性管理」

    製品詳細

    特長

    1. 幅広い殺虫スペクトラムを持つシアントラニリプロールに対し、ルフェヌロンを組み合わせることで特に吸汁性害虫におけるスペクトラムを補完し、同時防除性に貢献します。
    2. 2つの有効成分が害虫のあらゆる生育ステージに作用し、卵から成虫、さらに次世代まで害虫の密度を抑制します。

    3. 独自の高濃度フロアブル製剤が薬害リスクを低減し、高い作物安全性を実現しました。

    4. カブリダニ類をはじめとする各種天敵類に対して安全性が高く、IPM防除に適しています。

    殺虫スペクトラム

    害虫のあらゆる生育ステージに作用

    適用表 PDFで適用表を見る

    作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シアントラニリプロールを含む農薬の総使用回数 ルフェヌロンを含む農薬の総使用回数
    かんきつ(みかんを除く) ゴマダラカミキリ成虫 10000倍 200〜700L/10a 収穫21日前まで 1回 散布 3回以内 1回
    かんきつ(みかんを除く) チャノキイロアザミウマ 10000倍 200〜700L/10a 収穫21日前まで 1回 散布 3回以内 1回
    かんきつ(みかんを除く) ミカンサビダニ 10000倍 200〜700L/10a 収穫21日前まで 1回 散布 3回以内 1回
    かんきつ(みかんを除く) ミカンハモグリガ 10000倍 200〜700L/10a 収穫21日前まで 1回 散布 3回以内 1回
    かんきつ(みかんを除く) アゲハ類 10000倍 200〜700L/10a 収穫21日前まで 1回 散布 3回以内 1回
    みかん ゴマダラカミキリ成虫 10000倍 200〜700L/10a 収穫14日前まで 3回以内 散布 3回以内 3回以内
    みかん チャノキイロアザミウマ 10000倍 200〜700L/10a 収穫14日前まで 3回以内 散布 3回以内 3回以内
    みかん ミカンサビダニ 10000倍 200〜700L/10a 収穫14日前まで 3回以内 散布 3回以内 3回以内
    みかん ミカンハモグリガ 10000倍 200〜700L/10a 収穫14日前まで 3回以内 散布 3回以内 3回以内
    みかん アゲハ類 10000倍 200〜700L/10a 収穫14日前まで 3回以内 散布 3回以内 3回以内
    りんご モモシンクイガ 10000倍 200〜700L/10a 収穫14日前まで 3回以内 散布 3回以内 3回以内
    りんご ハマキムシ類 10000倍 200〜700L/10a 収穫14日前まで 3回以内 散布 3回以内 3回以内
    りんご キンモンホソガ 10000倍 200〜700L/10a 収穫14日前まで 3回以内 散布 3回以内 3回以内
    なし ハマキムシ類 10000倍 200〜700L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内 3回以内
    ぶどう チャノキイロアザミウマ 10000倍 200〜700L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内 3回以内
    かんしょ ハスモンヨトウ 10000倍 100〜300L/10a 収穫14日前まで 2回以内 散布 3回以内 2回以内
    かんしょ ナカジロシタバ 10000倍 100〜300L/10a 収穫14日前まで 2回以内 散布 3回以内 2回以内
    かんしょ ハスモンヨトウ 80倍 1.6L/10a 収穫14日前まで 2回以内 無人航空機による散布 3回以内 2回以内
    かんしょ ナカジロシタバ 80倍 1.6L/10a 収穫14日前まで 2回以内 無人航空機による散布 3回以内 2回以内
    だいず マメシンクイガ 10000〜12000倍 100〜300L/10a 収穫7日前まで 2回以内 散布 4回以内(は種前の処理は1回以内、は種後の処理は3回以内) 2回以内
    だいず マメシンクイガ 40〜80倍 0.8L/10a 収穫7日前まで 2回以内 無人航空機による散布 4回以内(は種前の処理は1回以内、は種後の処理は3回以内) 2回以内
    だいず マメシンクイガ 80〜160倍 1.6L/10a 収穫7日前まで 2回以内 無人航空機による散布 4回以内(は種前の処理は1回以内、は種後の処理は3回以内) 2回以内
    えだまめ マメシンクイガ 10000〜12000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 2回以内 散布 4回以内(は種前の処理は1回以内、は種後の処理は3回以内) 2回以内
    えだまめ マメシンクイガ 40〜80倍 0.8L/10a 収穫前日まで 2回以内 無人航空機による散布 4回以内(は種前の処理は1回以内、は種後の処理は3回以内) 2回以内
    えだまめ マメシンクイガ 80〜160倍 1.6L/10a 収穫前日まで 2回以内 無人航空機による散布 4回以内(は種前の処理は1回以内、は種後の処理は3回以内) 2回以内

    使用上の注意

    効果・薬害等の注意

    • 使用前によく振ってから使用してください。
    • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
    • 散布液調製後はできるだけ速やかに散布してください。
    • 本剤は植物体上での浸透移行性がないため、葉裏にもよくかかるように散布してください。
    • 害虫抵抗性の発達を防ぐため過度の連用をさけ、可能な限り作用性の異なる薬剤やその他の防除手段を組み合わせて使用してください。
    • アルカリ性の農薬や肥料との混用は、有効成分が分解するおそれがあるのでさけてください。これらの薬剤と混用する場合には、メーカーや販売店等に問い合わせるなどして、分解の有無を十分確認してから使用してください。やむを得ず、他の薬剤と混用する場合には、事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。
    • 散布量は対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせ調節してください。
    • 蚕に対して影響を及ぼすおそれがあるので、養蚕で使用する桑葉にはかからないようにしてください。
    • 本剤を無人航空機による散布に使用する場合は次の注意事項を守ってください。
      1. 散布は散布機種の散布基準に従って実施してください。
      2. 散布に当っては散布機種に適合した散布装置を使用してください。
      3. 散布中、薬液の漏れのないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行ってください。
      4. 散布液が池、河川などに入らないように注意してください。
    • 空容器はほ場などに放置せず、3回以上水洗し、環境に影響のないよう適切に処理してください。洗浄水はタンクに入れてください。
    • 本剤の使用に当っては、使用量、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
    • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

    安全使用上の注意

    • 農薬使用者に係る注意事項
      1. 散布液調製時及び散布の際は、保護眼鏡、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。
      2. かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
    • ミツバチに係る注意事項
      1. ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにしてください。無人航空機による散布でそれらに飛散するおそれがある場合には使用しないでください。
      2. 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めてください。

    環境保護上の注意

    • 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
    • 無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意してください。
    • 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきってください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

    貯蔵上の注意

    • 直射日光をさけ、なるべく低温な場所に密栓して保管してください。