セイビアーフロアブル20

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各作物の灰色かび病・菌核病に対し、発生前からの散布で高い防除効果を発揮します。長い残効性と優れた耐雨性により、安定した防除効果を示します。

最終更新日2024/07/24

製品カテゴリ
殺菌剤
  • 適用表
  • 製品概要
  • 製品詳細
  • 製品概要

    登録番号: 第19426号
    種類名:
    フルジオキソニル水和剤
    有効成分:
    フルジオキソニル:20.0%
    毒物及び劇物
    取締法:
    非該当
    性状: 類白色水和性粘稠懸濁液体
    有効年限: 3年
    包装: 250ml×20瓶、500ml×20瓶
    作⽤機構分類番号
    (RAC番号):
    殺菌剤分類12
    作⽤機構分類番号(RAC番号)の追加情報:シンジェンタの「薬剤耐性・抵抗性管理」

    製品詳細

    セイビアーフロアブル20の特長

    1. 各作物の灰色かび病・菌核病に対し、発生前からの散布で高い防除効果を示します。
    2. MBC殺菌剤、ジカルボキシイミド類及びN-フェニルカーバメート類に耐性の灰色かび病菌に対しても高い効果を発揮します。
    3. 長い残効性と優れた耐雨性により、安定した防除効果を示します。
    4. ミツバチ、マルハナバチ、蚕、チリカブリダニなどの有用生物に対して影響がほとんどありません。

    上手な使い方

    • セイビアーフロアブル20は、特に、病原菌が植物体に侵入するのを防ぐ効果が高いので、発生前からの予防散布が効果的です。
    • 異なる作用性の製品とのローテーション防除で耐性菌の発達を未然に抑え、効果的に病気を防除できます。

    適用表 PDFで適用表を見る

    作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 適用場所 本剤の使用回数 使用方法 フルジオキソニルを含む農薬の総使用回数
    いんげんまめ 灰色かび病 1000〜1500倍 100〜300L/10a 収穫7日前まで 3回以内 散布 4回以内(種子への処理は1回以内、散布は3回以内)
    いんげんまめ 菌核病 1000〜1500倍 100〜300L/10a 収穫7日前まで 3回以内 散布 4回以内(種子への処理は1回以内、散布は3回以内)
    さやいんげん 灰色かび病 1000〜1500倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    さやいんげん 菌核病 1000〜1500倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    さやえんどう 灰色かび病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    さやえんどう 菌核病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    豆類(未成熟、ただし、えだまめ、さやいんげん、さやえんどうを除く) 灰色かび病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    えだまめ 赤かび病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 4回以内(は種前の塗沫処理は1回以内、は種後は3回以内)
    きゅうり 灰色かび病 33倍 10L/10a 収穫前日まで 温室、ガラス室、ビニールハウス等密閉できる場所 3回以内 常温煙霧 3回以内
    きゅうり 菌核病 33倍 10L/10a 収穫前日まで 温室、ガラス室、ビニールハウス等密閉できる場所 3回以内 常温煙霧 3回以内
    きゅうり 褐斑病 33倍 10L/10a 収穫前日まで 温室、ガラス室、ビニールハウス等密閉できる場所 3回以内 常温煙霧 3回以内
    きゅうり 灰色かび病 1000〜1500倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    きゅうり 菌核病 1000〜1500倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    きゅうり 褐斑病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    すいか 菌核病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    すいか 炭疽病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    メロン 菌核病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    トマト 灰色かび病 1000〜1500倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 4回以内(種子への処理は1回以内、散布は3回以内)
    トマト 斑点病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 4回以内(種子への処理は1回以内、散布は3回以内)
    ミニトマト 灰色かび病 1000〜1500倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    ミニトマト 斑点病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    なす 灰色かび病 33倍 10L/10a 収穫前日まで 温室、ガラス室、ビニールハウス等密閉できる場所 3回以内 常温煙霧 3回以内
    なす フザリウム立枯病 33倍 10L/10a 収穫前日まで 温室、ガラス室、ビニールハウス等密閉できる場所 3回以内 常温煙霧 3回以内
    なす 褐色斑点病 33倍 10L/10a 収穫前日まで 温室、ガラス室、ビニールハウス等密閉できる場所 3回以内 常温煙霧 3回以内
    なす フザリウム立枯病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    なす 灰色かび病 1000〜1500倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    なす 褐色斑点病 1500倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    ピーマン 灰色かび病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    ピーマン 炭疽病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    いちご 灰色かび病 1000〜1500倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    いちご 炭疽病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    いちご 黒腐病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    たまねぎ 灰色かび病 1000〜1500倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 4回以内(定植前は1回以内、定植後は3回以内)
    たまねぎ 小菌核病 1500倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 4回以内(定植前は1回以内、定植後は3回以内)
    たまねぎ 灰色腐敗病 1500倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 4回以内(定植前は1回以内、定植後は3回以内)
    たまねぎ 灰色腐敗病 500倍 - 定植直前 1回 5分間セル苗浸漬 4回以内(定植前は1回以内、定植後は3回以内)
    たまねぎ 灰色腐敗病 500〜1000倍 - 定植直前 1回 5分間苗根部浸漬 4回以内(定植前は1回以内、定植後は3回以内)
    たまねぎ 黒腐菌核病 500〜1000倍 - 定植直前 1回 5分間苗根部浸漬 4回以内(定植前は1回以内、定植後は3回以内)
    ねぎ 小菌核腐敗病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    ねぎ 黒腐菌核病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    ねぎ 白絹病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    らっきょう 灰色かび病 1000〜1500倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    キャベツ 菌核病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 4回以内(種子への処理は1回以内、散布は3回以内)
    キャベツ 株腐病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 4回以内(種子への処理は1回以内、散布は3回以内)
    結球あぶらな科葉菜類(キャベツを除く) 菌核病 1000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 但し、メキャベツにあっては本葉切り落とし開始の前日まで 3回以内 散布 3回以内
    にら 白斑葉枯病 2000倍 100〜300L/10a 収穫7日前まで 1回 散布 1回
    にんにく 白斑葉枯病 2000倍 100〜300L/10a 収穫7日前まで 3回以内 散布 3回以内
    ふき 灰色かび病 1000倍 100〜300L/10a 収穫7日前まで 2回以内 散布 2回以内
    にんじん 菌核病 1000倍 100〜300L/10a 収穫7日前まで 3回以内 散布 3回以内
    しそ 菌核病 1500倍 100〜300L/10a 収穫7日前まで 2回以内 散布 2回以内
    ブロッコリー 菌核病 1000倍 100〜300L/10a 収穫3日前まで 3回以内 散布 3回以内
    わけぎ 小菌核腐敗病 1000倍 100〜300L/10a 収穫3日前まで 3回以内 散布 3回以内
    オリーブ 炭疽病 1000倍 200〜700L/10a 収穫7日前まで 2回以内 散布 2回以内
    オリーブ(葉) 炭疽病 1000倍 200〜700L/10a 収穫60日前まで 2回以内 散布 2回以内
    びわ 灰斑病 1000倍 200〜700L/10a 収穫21日前まで 3回以内 散布 3回以内
    おうとう 灰星病 1000〜2000倍 200〜700L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    ばれいしょ そうか病 200倍 - 植付前 1回 種いも瞬間浸漬 1回
    ぶどう 晩腐病 1000〜2000倍 200〜700L/10a 収穫21日前まで 3回以内 散布 3回以内
    ぶどう 灰色かび病 1000〜2000倍 200〜700L/10a 収穫21日前まで 3回以内 散布 3回以内
    ぶどう 白腐病 1000倍 200〜700L/10a 収穫21日前まで 3回以内 散布 3回以内
    マンゴー 炭疽病 1000倍 200〜700L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
    食用ぎく 灰色かび病 1000倍 100〜300L/10a 収穫3日前まで 2回以内 散布 2回以内
    食用金魚草 灰色かび病 1500倍 100〜300L/10a 収穫3日前まで 2回以内 散布 2回以内
    せんりょう 炭疽病 1000倍 200〜700L/10a 発病前〜発病初期 4回以内 散布 4回以内
    花き類・観葉植物(きんせんか、ホワイトレースフラワーを除く) 灰色かび病 1000倍 100〜300L/10a 発病前〜発病初期 4回以内 散布 4回以内
    きんせんか 灰色かび病 1000倍 100〜300L/10a 発病前〜発病初期 4回以内 散布 4回以内
    きんせんか 炭疽病 1000倍 100〜300L/10a 発病前〜発病初期 4回以内 散布 4回以内
    ホワイトレースフラワー 灰色かび病 1000倍 100〜300L/10a 発病前〜発病初期 4回以内 散布 4回以内
    ホワイトレースフラワー 黄斑病 1000倍 100〜300L/10a 発病前〜発病初期 4回以内 散布 4回以内

    使用上の注意

    効果・薬害等の注意

    • 散布液調製時には、ビンを数回振って内部の成分をかき混ぜてから薬量を計ってください。

    • 調製した薬液は、調製した当日に使いきってください。

    • レタスに対して薬害を生じるおそれがあるので、付近にある場合はかからないように注意してください。

    • ばれいしょの種いも処理に使用する場合、以下のことに注意してください。
      1. 薬液が凝集するおそれがあるので、他剤との混用はさけてください。
      2. 処理した種いもはよく風乾してから植付けてください。
      3. 本剤で処理した種いもは食糧や飼料として用いないでください。
    • ぶどうに使用する場合、幼果期(小豆大)以降の散布は、果粉の溶脱を生じるおそれがあるので、幼果期(小豆大)以降は注意して使用してください。

    • おうとうに使用する場合、着色期以降の散布は果実に汚れを生じるおそれがあるので、着色期以降は注意して使用してください。

    • カラー及び花はすに使用する場合は、湛水状態で使用しないでください。また、使用後14日間は入水しないでください。

    • 散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせて調節してください。

    • 繰り返し使用する場合は散布間隔を7日以上あけてください。

    • ハウス等の常温煙霧用として使用する場合は特に次の事項に注意してください。
      1. 専用の常温煙霧機により所定の方法で煙霧してください。特に常温煙霧装置の選定及び使用にあたっては、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
      2. 作業はできるだけ夕刻行い、作業終了後6時間以上密閉しておいてください。できれば翌朝までそのままとし、開放後十分換気して入室してください。
      3. 煙霧が直接植物体に当たると葉や果実に汚れを生じるおそれがあるので、施設上部に噴頭部を設置するなど、煙霧が作物体に直接当たらないよう措置をとってください。
    • 連用はさけ、作用性の異なる薬剤と輪番で使用してください。

    • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。

    • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬効・薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、普及指導センター、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

    安全使用上の注意

    • 本剤は眼に対して弱い刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。
      眼に入った場合には直ちに水洗してください。

    • 使用の際は保護眼鏡、不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。

    • 街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。

    • 常温煙霧中はハウス内へ入らないでください。また、常温煙霧終了後はハウスを開放し、十分換気した後に入室してください。

    環境保護上の注意

    • 水源池、河川、養殖池等に本剤が飛散流入しないよう十分に注意してください。

    • 使用済みの空ビン、散布薬液の調製容器、散布器具などは水でよく洗浄し、その洗浄液は灌漑水路、排水路、河川、湖沼、井戸などの水系へ流さず、当該薬液を処理した圃場内で作物の安全を確認の上、始末してください。

    • 浸漬後の薬液は、河川等に流さず、水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

    貯蔵上の注意

    • 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に食品と区別し、密栓して保管してください。