タッチダウンiQ
タッチダウンiQは、根まで枯らす「浸透移行型」の非選択性除草剤です。高濃度の活性成分でスギナをはじめ、難防除雑草(ツユクサ、クズ、ササ、竹など)にも優れた効果を発揮します。サッと広がり、スッと染み込み、根まで枯らし、約60日間雑草を抑制します。
最終更新日2025/07/30
- 製品カテゴリ
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その他の除草剤
適用表
製品概要
製品詳細
製品概要
| 登録番号: |
第22161号 |
| 種類名: |
グリホサートカリウム塩液剤
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| 有効成分: |
グリホサートカリウム塩:44.7%
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毒物及び劇物 取締法: |
非該当 |
| 性状: |
暗褐色澄明水溶性液体 |
| 有効年限: |
5年(200Lは3年) |
| 包装: |
500mL×20瓶、1L×10瓶、5L×3缶、6L×3瓶、20L×1缶、200L×1缶(ただし6Lは、系統のみの取扱い) |
作⽤機構分類番号 (RAC番号): |
除草剤分類9
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作⽤機構分類番号(RAC番号)の追加情報:シンジェンタの「薬剤耐性・抵抗性管理」
製品詳細
タッチダウンiQの特長
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高濃度の活性成分でスギナをはじめ、難防除雑草(ツユクサ、クズ、ササ、竹など)にも優れた効果を発揮。
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独自の界面活性剤により、有効成分が雑草にすみやかに拡展・浸透し、雑草の根までしっかり枯らします。
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一年生雑草から多年生雑草まで、幅広く枯らすことが出来、効果の完成度がきわめて高い除草剤です。
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散布1時間後の雨でも効果を発揮。
※iQテクノロジーとは、「Integrated Hi Quality Technology」の略で、「高度な技術の集約」を意味します。
上手な使い方
竹への使用例/9~10月頃

使用上の注意
効果・薬害等の注意
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使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
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本剤はグリホサートを含む農薬であるので、他のグリホサートを含む農薬の使用回数と合わせ、作物ごとの総使用回数の範囲内で使用してください。
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本剤は展着剤加用の必要はありません。
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本剤の主な散布適期は雑草生育期(草丈30cm以下)であるため、時期を失しないように散布してください。なお、水田作物、畑作物(休耕田)の一年生雑草及び多年生雑草並びに樹木等の一年生雑草、多年生雑草、ヒレハリソウ、ササ類およびマツヨイグサ類は草丈50cm以下、樹木等のススキおよびクズは草丈100cm程度、樹木等の雑かん木は150cm以下が本剤の散布適期です。
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防除しようとする雑草の種類や、大きさ、発生密度によって適正な薬量が異なるので、その程度に応じて適用範囲内で適宜薬量を増減してください。
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散布後、効果の発現までに一年生雑草では2〜4日、多年生雑草では1〜2週間を要するので、この間に刈り取らないでください。
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本剤は土壌中で不活性化するので雑草発生前に散布しても効果はありません。
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多年生雑草を地上部及び地下部まで含めて枯殺するには、雑草の生育盛期から生育終期または開花期前までに散布してください。
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スギナの防除の際は、スギナ生育盛期を過ぎた時期及びスギナが他雑草に埋没している条件での散布は効果が劣ることがあるので、適期に注意して散布してください。
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アスパラガスに使用する場合、散布後萌芽する若茎に薬害を生じる場合があるため、萌芽前のできるだけ早い時期に使用してください。
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だいず、てんさいおよび樹木等に雑草茎葉塗布により使用する場合には、専用の器具を用いて、作物に付着しないよう塗布してください。てんさいの栽培時に発生して雑草害をもたらす栽培目的以外のばれいしょの防除に使用する場合や、分枝の多い一年生広葉雑草には2か所以上塗布してください。また、栽培目的以外のばれいしょに塗布した場合、塊茎が残る場合がありますが食用又は飼料用に供しないでください。
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さとうきびの畦間処理で使用する場合は、仮茎長が1.5m以上のさとうきびに使用し、さとうきびにかからないよう雑草茎葉に散布してください。また、倒伏したさとうきびに薬液が付着すると薬害が生じるので、かからないように注意してください。
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クズ、フジ等のつる類の防除の際は、つるの地際近く(50cm程度)に1〜3か所浅く傷を付け、所定の薬量を注入してください。
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牧草の適用雑草名「リードカナリーグラス」に使用する場合、雑草が生え揃った時期以降に散布し、草丈の目安は20cm以上、50cm以下としてください。
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チューリップに使用する場合には、専用の器具を用いて滴下してください。また、使用量を10a当り2000mlを超えないように適用の範囲内で単回使用量を調整してください。なお、分球性の品種では子球が枯れ残ることがあるので、開花期までに早めに処理してください。
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土壌が流亡したり、くずれたりするおそれのある所では使用しないでください。
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激しい降雨の予想される場合は使用をさけてください。
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農作物や有用植物に本剤がかかると激しい薬害を生じるので、使用の際には風向きなどに十分注意して散布してください。
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水田畦畔に使用する場合には、水田内に流入または飛散すると薬害を生じるおそれがあるので、十分注意して散布してください。
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雑かん木に塗布処理をする場合、伐採後、直ちに切り口全面に直接塗布してください。
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本剤の使用にあたっては、希釈水量10L/10aでは極少水量散布専用ノズル、25〜50L/10aでは少水量散布専用ノズルを使用してください。
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処理所から15m以内に発生したたけのこを食用に供さないでください。また、縄囲いや立て札によりたけのこが採取されないようにしてください。
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本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法等を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には普及指導センター、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
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適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、普及指導センター、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用上の注意
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誤飲などのないよう注意してください。
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本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。
眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
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使用の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。
作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼してください。
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作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
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かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
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公園、庭園等で使用する場合は、使用中及び使用後(少なくとも使用当日)に小児や使用に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意してください。
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使用残りの薬剤は必ず安全な場所に保管してください。
環境保護上の注意
- 散布液を調製した容器及び器具は使用後石けん水等で十分洗浄してください。
- 散布器具、容器の洗浄水及び使用残りの薬液は河川等に流さず、空容器等は環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
- 水源池、養殖池等に本剤が飛散、流入しないように十分注意してください。
- 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しないでください。
- 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
- 養魚田周辺での使用には、特に注意してください。
貯蔵上の注意
- 直射日光を避け、食品と区別してなるべく低温で乾燥した場所に密栓して保管してください。