ユニックス顆粒水和剤47

  • ユニックス顆粒水和剤47_500g

アニリノピリミジン系の殺菌剤で、既存の殺菌剤耐性菌に対しても高い効果を示します。植物組織中に浸透しやすく耐雨性に優れています。また、予防効果、治療効果共に期待できます。

最終更新日2022/05/20

製品カテゴリ
殺菌剤
  • 適用表
  • 製品概要
  • 製品詳細
  • 製品概要

    登録番号: 第22188号
    種類名:
    シプロジニル水和剤
    有効成分:
    シプロジニル:50.0%
    毒物及び劇物
    取締法:
    非該当
    性状: 淡褐色水和性細粒
    有効年限: 5年
    包装: 500g×20袋、1kg×10袋(地域限定)
    作⽤機構分類番号
    (RAC番号):
    殺菌剤分類9
    作⽤機構分類番号(RAC番号)の追加情報:シンジェンタの「薬剤耐性・抵抗性管理」

    製品詳細

    特長

    1. アニリノピリミジン系の殺菌剤で、既存の殺菌剤耐性菌に対しても高い効果を示します。

    2. 植物組織中に浸透しやすく耐雨性に優れています。また、予防効果、治療効果共に期待できます。

    3. 特に、りんごのモニリア病、黒星病、斑点落葉病、褐斑病、うどんこ病及び小麦の眼紋病、うどんこ病に高い効果があります。

    上手な使い方

    りんごの場合

    作業ステージ 防除薬剤 対象病害 ユニックス剤の特長
    芽出し10日後 ←ユニックス顆粒水和剤47 モニリア病・黒星病 ●ユニックス顆粒水和剤47の1,000倍でモニリア病に高い効果
    開花直前 スコア顆粒水和剤 黒星病・赤星病・うどんこ病・モニリア病  
    7月中下旬 ←ユニックス顆粒水和剤47 斑点落葉病・褐斑病 斑点落葉病あるいは褐斑病の多発時には、基幹剤にユニックス顆粒水和剤47の1,000倍~2,000倍を加用
    • ユニックス顆粒水和剤47のシプロジニルを含む農薬の総使用回数は4回ですので、その回数の範囲内で上手に組み合わせて使用してください。

    日本なしの場合

    作業ステージ 防除薬剤 対象病害 ユニックス剤の特長
    開花直前 スコア顆粒水和剤 黒星病・赤星病  
    落下直後 スコア顆粒水和剤 黒星病  
      ユニックス顆粒水和剤47 黒星病 ユニックス顆粒水和剤47の2,000倍で黒星病に高い効果
    落下10日後 ユニックス顆粒水和剤47 黒星病 ユニックス顆粒水和剤47の2,000倍で黒星病に高い効果
    • ユニックス顆粒水和剤47は、なしの落花直後から幼果期の黒星病防除の強化剤として使用し、安定した防除効果を示します。
    • スコア顆粒水和剤との組み合わせ防除により、ユニックス顆粒水和剤47の防除効果を最大限に活かすことができます。

     

    秋播小麦の場合

    秋播小麦の場合

     

    うどんこ病防除の場合

    • 使用適期/5月~6月 ユニックス顆粒水和剤47を1,000倍で散布してください。

    眼紋病防除の場合

    • 使用適期/4月下旬~5月中旬 ユニックス顆粒水和剤47を500~700倍で散布してください。

    適用表 PDFで適用表を見る

    作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シプロジニルを含む農薬の総使用回数
    りんご うどんこ病 1000倍 200〜700L/10a 収穫14日前まで 4回以内 散布 4回以内
    りんご モニリア病 1000倍 200〜700L/10a 収穫14日前まで 4回以内 散布 4回以内
    りんご 黒星病 1000〜2000倍 200〜700L/10a 収穫14日前まで 4回以内 散布 4回以内
    りんご 斑点落葉病 1000〜2000倍 200〜700L/10a 収穫14日前まで 4回以内 散布 4回以内
    りんご 褐斑病 2000倍 200〜700L/10a 収穫14日前まで 4回以内 散布 4回以内
    なし 黒斑病 1000〜2000倍 200〜700L/10a 収穫21日前まで 3回以内 散布 3回以内
    なし 黒星病 2000倍 200〜700L/10a 収穫21日前まで 3回以内 散布 3回以内
    うめ 黒星病 4000倍 200〜700L/10a 収穫45日前まで 2回以内 散布 2回以内
    小麦 眼紋病 500〜700倍 100〜150L/10a 収穫45日前まで 2回以内 散布 2回以内
    小麦 うどんこ病 700〜1000倍 100〜150L/10a 収穫45日前まで 2回以内 散布 2回以内

    使用上の注意

    効果・薬害等の注意

    • 散布液調製時には、溶液を十分かくはんしてください。調製後は速やかに散布してください。
    • りんごのモニリア病に対して使用する場合は、葉腐れの初期病斑発見直後に使用してください。
    • おうとうに対しては薬害を発生するおそれがあるので、付近にある場合はかからないように注意してください。
    • 散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせ調節してください。
    • くり返し使用する場合は散布間隔を7日以上あけてください。
    • 過度の連用は避け、なるべく作用性の異なる薬剤と輪番で使用してください。
    • 蚕に影響を及ぼすおそれがあるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
    • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。

    安全使用上の注意

    • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。
      眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けてください。
    • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。
    • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
    • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。

    環境保護上の注意

    • 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼす恐れがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
    • 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきってください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

    貯蔵上の注意

    • 直射日光をさけ、食品と区別し、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管してください。